まもなく新NISAの2年目が終わります。すでにNISAの枠を使い切った方も、まだ残っている方も、新NISAで何が買われたのか?を公開されているデータをもとに整理をしていきます。

結論から言いますと、1年目はS&P500投信に資金が集まりましたが、2年目は全世界株式(オルカン)や国内株への投資が増え、分散が進んできました。口座数も大きく増加しており、3年目も国内株に注目が集まるのでは?と予想しています。


 

新NISAの口座数と投資額の増加


  • 2025年3月末時点で約2,647万口座
  • 買付累計は約59兆円
  • 1年目(2024年)の買付は17兆円超

※公開資料等をもとに要約。実数は最新の公式発表をご確認ください。


なんと、2025年3月時点で、59兆円!政府目標を2年前倒しで達成という点からもかなりの資金がNISAで集まっているようです。


続いて、どんな株が買われたかを説明します。



1年目:S&P500が圧倒的人気


新制度が始まった直後、多くの投資家が選んだのは eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
米国株が強い成長を続けてきた実績から、「とりあえずS&P500」という投資行動が目立ちました。


2年目:全世界株式や国内株に分散


2年目に入ると状況が変わり、

  • **全世界株式(オルカン)**がS&P500を上回る月も出始めた

  • 成長投資枠では トヨタ・任天堂・NTT・三菱UFJ など国内株がランキング上位に登場

投資家の意識が「米国一辺倒」から「分散」へと移りつつあることがうかがえます。



新NISAの2つの枠:つみたて投資枠と成長投資枠


新NISAには「つみたて投資枠(年間120万円)」と「成長投資枠(年間240万円)」があります。

  • つみたて投資枠
    投資信託が中心。1年目はS&P500投信が人気でしたが、2年目にはオルカンがトップに立つ月も出ています。

  • 成長投資枠
    個別株やETFが対象。2024年の買付額は 12.5兆円 と、つみたて投資枠(5兆円)を大きく上回りました(割合にして 成長72%:つみたて28%)。
    トヨタ・NTT・三菱UFJ・任天堂など、国内株の存在感も高まっています。



推定グラフ:1年目→2年目の構成比イメージ


新NISA 投資先の推定構成比(%)
カテゴリー 1年目 2年目
国内株 25% 35%
米国株(S&P500等) 50% 35%
全世界株式(オルカン等) 25% 30%

※本表は記事内の推定モデルに基づく目安です。実際の比率ではありません。


公開されている情報をもとに整理すると、2年目になると国内株の比重が上がっていることがわかります。


これからNISAを始める方へ
まずは証券口座を用意しましょう。証券会社はいろいろありますが、DMMをおすすめします。
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3年目はどうなる?


2年目の分散傾向を踏まえると、3年目も国内株やバランス型ファンドに注目が集まる可能性があります。
「米国株は強いけれど、日本株を応援したい」「優待や高配当も気になる」──そうした投資家心理が、株価を後押しするかもしれません。



まとめ


  • 新NISA1年目はS&P500に集中

  • 2年目はオルカンや国内株(トヨタ・NTT・UFJなど)に分散

  • 成長投資枠の買付額はつみたて投資枠の約2.5倍

  • 口座数は大幅に増加し、政府目標も前倒しで達成

  • 3年目も国内株への注目が続くかもしれない


  • 年末にかけて「どこを買うか」を検討する際の参考にしてみてください。



証券口座を用意しておこう


年末に向けてNISA枠をどう使うか考えている方は、早めに証券口座を用意しておくと安心です。

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本記事の数値は公開情報をもとにした推定・要約です。投資判断はご自身で最新情報をご確認ください。新NISAを装った詐欺・偽サイトにご注意ください。