ナンクロ、パズル、お絵かきロジックなど巷にはたくさんのパズル雑誌が出版されています。

これらのパズル雑誌には通常、正解を送付すると豪華賞品がもらえる仕組みになっています。これってあたるのでしょうか?

もし当たるのであれば副業の一つとして成り立つのではないかと考えました。


私の父が電動自転車を当てたらしい


私の父は漢字パズル好きで、良くやっていたのですが、先日「電動自転車が当たった」と得意げに連絡がありました。

私も以前懸賞付きのパズル雑誌は何度か挑戦し、商品に応募した事もあります。
残念ながら当たったことはなかったのですが、割と当たるのであればもしかして副業となるかもしれない・・・。


パズル雑誌の種類


と、決まればまずは情報収集ということで、近くの本屋さんに行ってみました。


たいして数もないだろうと高をくくって本屋へ行ったのですが、驚くことに、多くの種類のパズル雑誌が販売されていました。


昔からあるクロスワードパズル、漢字パズルの他に、ナンクロと言われるものや、イラストロジックと呼ばれているものもあります。

ざっとみただけでも20種くらいの雑誌がありました。パズルファンって意外と多いんですね。

さてと、こんなにたくさんあるのにどれを応募したらいいんだろう。



当選確率の高いものを選びたい


どうせやるなら豪華賞品を手に入れたいじゃないですか。

ライバルが少ないほうがいいと思ったので、各雑誌の出版数を調べることにしました。

出版数なんてどうやって調べたらいいのかさっぱりわからなかったのですが、取りえずGoogleで検索してみるとあっさり見つかりました。


一般社団法人日本雑誌協会 (https://www.j-magazine.or.jp/user/printed/index


網羅的ではありませんが、上記社団法人がさまざまな発行部数を公開しています。

書店のラインナップと比較したところかなりの範囲をカバーできているので、さっそくこの数字を利用しました。



各雑誌の発行部数


※参考 2025年1月〜2025年の印刷部数公表

単純にこの数字を見ると、1つの雑誌につき、おおよそ3万冊~7万冊ってところでしょうか。

ちなみに、6年前のデータと比較するとかなり出版部数が減っていますね・・・。当選確率があがるというよりは、当たる人を減らす or 賞品のレベルを下げている可能性が大きいですね。

※参考 2019年1月〜2019年の印刷部数公表

ざっと見た感じですと、どの雑誌も100名程度の当選者のようです。この辺はもう本当にアバウトなのですが、それほど大外れでもないかと思います。

雑誌を出版しても売れない場合もありますし、懸賞に応募しない人もいることでしょう。

仮に、1冊あたり5万人が応募と考えると当選確率は 100名 / 50000冊 ということで、1/500になります。


こ、これは・・・あたる???


いや、1/500は厳しいでしょう。これを読んでいるあなた、1~500までで、1つ数字考えてくださいな。


私は今、500って数字を考えました。私と一致しましたか?


これは欲しい/欲しくないにかかわらず雑誌に掲載されているすべての懸賞に応募した場合です。

実際にすべての懸賞に応募する人は少ないと思いますし、全員が応募するわけではないのでもう少し割合は良いと思います。


ですが、欲しいものをピンポイントでとなると、競争率が高ければ1/500よりももっと確率が悪くなることも十分考えられます。



当選確率だけでなく、様々な費用を計算に入れると完全にアウト


当然ですが、雑誌を購入しなければ応募できません。

仮に、1冊あたりの値段を500円に設定してみます。

確率なので500冊買ったら当たるというものではありませんが、500冊買ったとしたら購入費用だけで25万。切手を使って応募するとさらにこれ以上の価格がかかります。


そしてパズルなのでそれなりに回答するのに時間がかかります。


うーん。ちょっと副業としては厳しいというか完全に赤字だこれ・・・。



パズル懸賞は趣味の延長として


ここまで計算してみたところ、副業としてやるのはわりに合わないということがわかりました。

ですが、パズルをやるのは頭の体操にもなります。あくまで趣味としてやったほうが良いですね。


ちなみに私は昔はまっていたイラストロジックを買ってしまいました。数件は応募する予定です。

当たったらまたここで報告します。